ある日、メダカが水槽の中でいつもと違う様子で泳いでいることに気づきました。
よく見ると、尾びれがありませんでした。
今回は、メダカの尾ぐされ病の症状と、薬浴治療のポイントを6つに分けて解説します。
尾腐れ病とは?
メダカの尾腐れ病とは、簡単に言うと尾っぽが溶けて無くなった状態です。
カラムナリス菌という水中に常在している菌に感染している状態で、早期発見・早期治療が大事になってきます。
金魚を飼っていたころに「金魚の病気」について勉強したことがあります。
その時は、尾腐れ病=金魚の病気という感覚でした。
私のメダカ生活は特にこれと言って病気もせずにいました。
それが今シーズンは水カビ病、尾腐れ病と悩まされることとなります。
尾腐れ病の原因とは?
尾草れ病はカラムナリス菌という水中に常在している菌の感染が原因です。
感染するメダカの免疫力が低下していたのが、最大の原因です。
尾腐れ病にかかったメダカはもともと弱気のメダカさんです。
餌の時も居心地の悪いエリアで食べることが多かったです。
基本、顔しか見せてくれません。
しかし、その日はいつもいるエリアからではなく明るくて、目立つところにいました。
訴える様に尻尾を下げ、ゆらゆらと泳いでいます。
尾腐れ病の治療方法の6つのポイントは?
尾腐れ病のメダカはすぐに捕まえることができます。
捕まえたメダカさんを虫かごに入れて以下の方法で治療を開始しました。
- ニューグリーンFを適量投薬する
- エアレーションを弱く入れる
- バクテリアが薬の影響で死んでしまうので、3日に1回の水換えする
- 今回は傷がひどいので、餌を1日1回少量与える
- 水草も薬の影響で枯れるけれど、隠れる場所の確保のために入れる
- 水温を25度くらいにしてあげる
ニューグリーンFを適量投薬する
尾腐れ病の治療薬は、手元にあったニューグリーンFを適量使いました。
薬が手元にない場合は、塩浴をおすすめします。濃度は0.3%から始めましょう。それでも効果がないようでしたら、0.5%へと濃度を上げていきましょう。
エアレーションを弱く入れる
薬効や塩分が拡散目的と夏場で酸素濃度青王のために、エアレーションを入れました。
しかし、エアレーションが強いとメダカさんが弱るので、少し波打つくらいでエアーの強さを調整しましょう。
バクテリアが薬の影響で死んでしまうので、3日に1回の水換えする
薬や塩の影響でバクテリアは死んでしまいます。
その間もメダカさんはフンや尿をしてアンモニアが水槽内に充満します。
アンモニア濃度を下げるために、水換えを3日に1回は行いましょう。
今回は傷がひどいので、餌を1日1回少量与える
傷がひどい場合は、傷を治す方に体力を使うようにさせましょう。
餌を食べないと体力が落ちてしまう心配もあります。
それよりも、餌の回数が多いと水質悪化をするので、餌の回数を減らして短期集中で治療していきましょう。
↓与えていた餌はこれです↓
水草も薬の影響で枯れるけれど、隠れる場所の確保のために入れる
病気になったメダカはかなり臆病になります。
なので、なんでも良いので水槽に隠れる場所を作ります。
病気の水槽に入れたものを、元の水槽には戻したくないので、捨てられる水草を選んでいます。
水温を25度くらいにしてあげる
カラムナリス菌の活動温度は28~30度くらいです。
これ以上活動してほしくないので、水槽を室内に避難しました。
夏場はクーラーをつけない日がないくらいに暑かったので、水温も室温も25度くらいでした。
傷が大きかったり、2年目さんの弱気なメダカさんだったりするので、治ったとしても群れに戻すのは正直怖いです。
まるで、子供が夏休みが終わり、学校が再開するときみたいな…そんな感覚です。
まとめ
今回は、「メダカの尾ぐされ病の症状と薬浴治療のポイント」と題して、まとめました。
尾ぐされ病にかかってしまったメダカは、カラムナリス菌に感染していると考えられます。
治療には、ニューグリーンFなどの薬浴だけでなく、塩浴も有効です。
焦らず、メダカが落ち着ける環境を整えて治療を進めてあげましょう。
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